
JA新潟中央会
代表理事会長 伊藤 能徳
あけましておめでとうございます。
日頃よりJAグループ新潟の活動にご理解とご協力をいただき、組合員の皆さま、そして地域の皆さまに心より感謝申し上げます。
昨年は、米を取り巻く環境が大きく変動した一年でした。「令和の米騒動」に始まり、夏の猛暑や渇水、さらには、米の集荷をめぐる動きが多様化し、市場全体の価格にも変動が生じました。生産者の皆さまが意欲を持って生産に取り組める環境が生まれた一方で、消費者の皆さまには価格面でご負担をおかけする場面もあり、日本の主食である「米」の価値を改めて考える一年となりました。
こうした中、農業を取り巻く社会や制度も新たな局面を迎えようとしています。
本年4月には、食品等の持続的な供給に向けて、農林漁業者や食品等事業者の安定した取引関係の確立や、コスト等を考慮した取引の適正化等を目的とした「食料システム法」が全面施行されます。
生産者と地域の皆さまの双方が納得できる価格形成は簡単ではありませんが、米主産県としての責任を果たすべく、持続可能な農業の実現に向けて取り組みを進めてまいります。
JAグループが提唱する「国消国産」とは、国内で消費する食料を、できる限り国内で生産するという考え方です。この「国消国産」の理念は、地域農業を守り、未来へつなぐために欠かせません。
生産者の努力だけでなく、消費者の皆さまの理解と選択も大きな力となります。国産の農畜産物を選んでいただくことが、生産現場を支えることにつながります。
さて、今年は午年にあたります。馬は力強さとスピードの象徴です。
私自身、その姿にならい農業問題を先送りせず、スピード感を持って、一意専心で課題解決に取り組む一年とする所存でございます。
結びに、生産者・組合員、地域の皆さまにとって、新しい年が希望に満ちた飛躍の年になりますよう祈念申し上げ、年頭のご挨拶といたします。