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山菜 厳選出荷を 品質と資源保護両立 JAえちご上越直売所

【えちご上越】JAえちご上越の直売所「あるるん畑」を運営する、あるるん畑利用組合は4月上旬、山菜の本格出荷を前に目合わせ研修会を上越市で開いた。出荷会員ら約40人が参加。今春、良い品を出荷するために学んだ。

 あるるん畑アドバイザーを務める(株)エーエフグリーンの相澤誠一さんが、山菜の採り方のマナーや出荷規格、栽培できる山菜について説明した。参加者は説明を聞き、見本として用意した直売所の商品を見ながら学んだ。

 直売所の山菜は質が良く、人気商品の一つ。平地から中山間地域まで広いJA管内の各地から集まる山菜は、雪解け時期の違いを生かし、出荷時期は比較的長い。

 利用組合は研修会を毎年開催。組合役員が毎週検品をして規格に合わないものを取り除くなど、厳しい出荷規格で質を維持してきた。相澤さんは「山菜は採取のタイミングや食べ方が地域によって違う。消費者の立場に立った商品の出荷を意識してほしい」と話した。

 貴重な天然資源である山菜を乱獲せず、絶やさない取り組みも学んだ。根こそぎ採らないことや、時期を逃して食用に向かないものは無理に収穫せずに残すなど、翌年以降の生育や出荷を意識した採取を心がけるよう、講師が指導をした。

 利用組合は、出荷者が知識を深めて良い品を出荷することで、直売所の山菜をさらにイメージアップする考えだ。

写真説明=見本商品を手に取って規格を確認する参加者

写真説明=見本として用意されたフキのとうやコゴミ、ウドなどの商品(いずれも新潟県上越市で)

R6.4.14 日本農業新聞掲載記事

JAえちご上越

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