【新潟・みなみ魚沼】JAみなみ魚沼は26日、2025年産米の生産者への仮渡金(概算金)を決めた。主力の「コシヒカリ」は慣行栽培で1等60キロ当たり3万3000円に設定。井口啓一組合長は「トップブランド産地として、一定のリスクを背負いながらも仮渡金額を決定した」と説明した。
JAは同日、3会場で開いた地区別農家組合長会議で仮渡金を公表した。出席した230人の農家組合長を通じて、組合員への米の出荷要領も周知した。
浦佐支店会場では、JA米穀課の横山悟施設長が25年産米の仮渡金の金額設定を説明。「生産コストの上昇する中、生産者の手取り最大化に向け、総合的に判断して決めた」と説明した。
井口組合長は「南魚沼産コシヒカリの販売拡大は、生産者とJAが一丸となり取り組む必要がある」と強調。「JAへの集荷結集をお願いしたい」と呼びかけた。JAでは9月10日ごろ、米の初検査が行われる。
写真説明:集荷結集を呼び掛ける井口組合長(新潟県南魚沼市にて)
R7.8.31 日本農業新聞掲載記事
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