【えちご上越】新潟県上越市では6月下旬以降、まとまった雨が降らず、水稲や園芸品目の生育に影響を与えている。これを受けてJAえちご上越は7月中旬、第6回理事会で緊急対策として、かん水にかかるコストを自治体の支援に上乗せする要領の設定を承認した。
JAでは7月上旬、渇水による被害を初めて確認。現在は、管内各地の水田で田面の亀裂や葉のよじれ、一部の枯れあがりなどが発生している。園芸品目では、実の充実不足や生育の停滞などの影響が出ている。
一連の事態を踏まえて、JAは農作物のかん水に使う機械などの燃料費助成を受け付ける。管内の上越市、妙高市、糸魚川市の事業に申請して認定された補助対象額に対して、4分の1以内を助成する。自治体との合計で4分の3以内の支援となる。
7月29日にはJA経営管理委員会の羽深真一会長や、山岸雅行代表理事理事長らが現地を巡回。乾いてひびの入った水田などの状況を改めて確認した。
写真説明=かん水コストを支援/新潟・JAえちご上越 渇水で緊急対策
写真説明=水田の様子を確認するJAの役職員(新潟県上越市で)
R7.8.3 日本農業新聞掲載記事
JAえちご上越