【新潟かがやき】JA新潟かがやきの集出荷施設「フルーツフラワーしろね」(新潟市南区)で2日、桃の出荷が始まり、県内での初出荷となった。春先の低温による影響を心配したが大きな被害はなく、病害虫も少なかったため、例年並みの出荷量を見込んでいる。品種をリレーし、7月中旬から8月上旬を最盛期に、9月中旬まで出荷が続く。
JAしろね果樹部会もも専門部には、新潟市南区の白根・月潟地区、西蒲区中之口地区の計249人が所属。2025年産は県内生産量の6割を占める463トンの出荷を計画している。
生産者の青山淳彦さんは「近年にない良い仕上がり」と自信を見せ、「枝になる実をつかむ加減が難しいが、手のひらで包むように収穫している」と話す。
青山さんの園地でも今年最初の収穫を迎え、糖度は13ほどとまずまずの仕上がりだ。
同施設ではこの日、極早生品種「日川白鳳」112ケース(1ケース約5キロ)を選果した。作業員が傷や病気の有無で選別。その後、透過式光センサーで糖度、熟度、着色具合の検査をし、サイズ・等級別に箱詰めした。
今後は「八幡白鳳」「日の出」「あかつき」「なつっこ」「なつおとめ」「川中島白桃」「白根白桃」を順次、出荷する。
写真説明=桃を収穫する青山さん(新潟市南区で)
R7.7.9 日本農業新聞掲載記事
JA新潟かがやき