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小倉千枚田で田植え交流
新潟・JA佐渡青年部など協力

 【新潟・佐渡】佐渡市の小倉千枚田で5月中旬、棚田オーナーやサポーター、JA佐渡青年部などの約90人が「コシヒカリ」の田植えを楽しんだ。

 同市小倉地区の地元住民を中心に2006年、小倉千枚田復興事業支援協議会が発足。07年には水田や畑地で作付けが行われ、10年には全耕地が水田として復活。現在の美しい千枚田が形づくられた。

 田植え作業後には、慰労会を開催。参加者はおにぎりなどの食事をしながら、地元菅原神社の伝統芸能「つぶろさし」を楽しみ、地域の文化に触れた。

 現在は、小倉千枚田管理組合が中心となって管理を続けている。しかし、役員は3人に減少。棚田の維持は厳しさを増している。昨年までは63枚あった田んぼも、今年は苦渋の決断で25枚へ縮小。しかし、将来的には再び63枚のオーナー田を再開できるよう、準備を進めているという。

 組合は「何とか管理を続けているが、地域の協力や、関心を持ってくれる棚田オーナーやサポーターの力が必要だ。ぜひ参加してほしい」と呼びかけた。

 今年の田植えには、JA青年部から7人が参加。今後は、定期的な草刈り作業への参加を呼びかける予定だ。

 

写真説明=目印を付ける参加者(新潟県佐渡市で)

 

R7.6.7 日本農業新聞掲載記事

JA佐渡

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