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ザルビオ活用を学ぶ 導入へ先進事例共有
新潟・JAみなみ魚沼

 【新潟・みなみ魚沼】JAみなみ魚沼営農指導課は3月中旬、「ザルビオ研修会」を南魚沼市の本店で開いた。生産者やJA職員ら約40人が出席。栽培管理支援システム「ザルビオフィールドマネージャー」を提供するBASFジャパンが説明し、JA管内で導入する農業法人などによるパネルディスカッションも行った。

 JA管内でも、スマート農業を取り入れる生産者が増加傾向にある。

 説明会では、同社アグロソリューション事業部の坂田益郎マネージャーが、衛星画像と人工知能(AI)を組み合わせた栽培管理支援システムを紹介。「ザルビオを導入して、収量と品質の向上につなげてほしい」と述べた。

 パネルディスカッションでは、2024年にザルビオを導入した(株)りふぇるむの神南厚志代表、農事組合法人アグリコム雷土の桑原和彦代表が登壇。活用方法や、課題についての情報を提供した。桑原代表は「一定規模の農業法人なら、圃場(ほじょう)の状態や生育状況を見える化することで、従業員同士が情報を共有して作業を効率化できる」と語った。

 JAは、スマート農業導入の支援策として「農業者応援事業」を実施。高品質米の生産と作業の省力化を目指す。ザルビオを既に導入した農業者へのフォローとともに、新規導入を検討する農業者への情報提供も丁寧に行う。今後も、所得向上に向けた取り組みを進める方針だ。

 

写真説明=ザルビオの活用方法について話す神南代表(右)(新潟県南魚沼市で)

R7.4.5 日本農業新聞掲載記事

JAみなみ魚沼

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