【新潟かがやき】JA新潟かがやきは4月上旬、五泉市特産のレンコンを使った新しい加工品の販売を始める。商品は「五泉美人のレンコンコロコロ 雪室ポテトコロッケ」と「五泉美人のレンコンコロコロ メンチ」。市や五泉蓮根生産組合との協議、准組合員モニターの試食を経て、3月に完成した。
冷凍で販売し、電子レンジで2分から2分30秒ほど温めて食べる。弁当のおかずにもぴったりの一口サイズだ。内容量はどちらも、8個入り168グラムで594円。
地域農業への理解を深めてもらうことを目的に、JAの直販課を中心に地場産農産物の加工品開発を進めた。JA五泉アグリセンターからブランドの知名度向上につなげたいと、五泉市のブランドレンコン「五泉美人」を使った加工品開発の要望があった。
2024年5月から市や五泉蓮根生産組合との協議を重ね、9月には試作品を作成。准組合員モニターなどによる試食と試行錯誤を重ねた。
開発の中心となったJA直販課の滝波佳往課長は「大事にしたのはレンコンの食感。レンジで温めるだけで手軽に食べられる。見かけたら手に取って味わってほしい」とPRする。
22年度准組合員モニターのアンケート結果では「地場産農産物を使った加工品で食べてみたいもの」として、複数の加工品に要望があり、農産物だけでなく加工品にも地場産へのこだわりがあることが分かった。
同課は23年度、市特産サトイモを使った「ひゃんで汁」などを開志専門職大学の学生と共同開発し、販売した実績がある。
写真説明=特産レンコンを使った新商品(新潟県五泉市で)
R7.4.3 日本農業新聞掲載記事
JA新潟かがやき