【新潟・みなみ魚沼】南魚沼市の八色しいたけ事業協同組合は2月中旬、自動選別機導入を記念して見学会を開いた。同組合の生産量は1370トン(2023年度)に達し、新潟県内の生産量の55%を占める。見学会にはJAみなみ魚沼の井口啓一組合長や、林茂男市長ら15人ほどが参加した。
同組合には現在、11人の生産者が所属。「八色しいたけ」は、肉厚で歯応えがあり、独特の風味が消費者に支持されている。
JAの井口組合長は、あいさつで「八色しいたけの出荷量増大に向けた機会と捉え、設備投資をした。市の支援にも心から感謝をしている」と述べた。
見学会では、自動選別機と包装ラインを視察。これらの導入で人工知能(AI)を活用した選果・計量・包装の自動化が可能となる。今後の人手不足にも対応できる体制が整い、省力化が期待されている。
JAは国補事業を活用し、新たに栽培ハウスを16棟増設。生産者にリースをすることで、生産能力の向上を支援する。八色しいたけの生産基盤を拡大して農業者の所得を増大し、地域の活性化を目指す。
写真説明=包装ラインを見学する井口組合長(左から2人目)ら(新潟県南魚沼市で)
R7.3.4 日本農業新聞掲載記事
JAみなみ魚沼