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出荷箱がデザイン大賞 銀賞 産地名とロゴ一体感 
JAえちご中越天果糖逸出荷販売協

【えちご中越】JAえちご中越天果糖逸出荷販売協議会の梨と桃の出荷用箱が、「日本パッケージデザイン大賞2025」(日本パッケージデザイン協会主催)で銀賞を受賞した。同協議会は三条市、加茂市、田上町の果樹農家で構成する。協議会発足時からの包装資材をはじめとしたブランディングが着実に成果を上げ、産地のPRにつながっている。

 日本パッケージデザイン大賞は各業界からデザインのプロが集い、デザイン性や創造性を競う。1985年から隔年で開き、パッケージデザインの社会的な地位向上が狙いの一つ。

 毎年、公募作品約1000点から、会員審査員と外部特別審査員が審査。大賞、金賞、銀賞、銅賞、特別審査員賞などを選出する。

 同協議会は2019年に発足。品質の統一や規模拡大による販売力の強化を目指し、それまで各地域でしていた出荷を一本化した。24年度の会員数は300人。販売高は15億7000万円で、県内最大規模の部会に成長した。

 受賞した出荷箱は22年に作成。JA合併を機に、従来のデザインを一新することを決めた。JAの担当者と生産者が「部会の名前とロゴを目立たせて産地をPRしよう」など、意見交換を重ねた。市場関係者から販売面での意見も聞き取り、デザインを決めた。

 出荷最盛期の夏に合う爽やかなブルーが基調で、大正時代を思わせるレトロなフォントやイラストのタッチも目を引く。

 JAなんかん北営農センター園芸特産課の矢川篤史主任は「産地名とロゴマークとの一体感を出し、一層販売に生かすためにデザインを一新した。市場関係者からも好評で、産地のPR、知名度アップに着実につながっている」と話し、受賞を喜ぶ。

 

 

 

写真説明=「日本パッケージデザイン大賞」の銀賞に選ばれた梨と桃の出荷箱(新潟県長岡市で) 

 

R7.2.9 日本農業新聞掲載記事

JAえちご中越

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