【新潟かがやき】JA新潟かがやき管内の阿賀野市で1月29日、稲作農家と亀田製菓(株)(新潟市江南区)が共同出資した合同会社ナイスライスファームが、設立総会を開いた。新会社の社員や亀田製菓の役職員、JA職員ら10人参加。定款の承認や代表社員の選定をし、事業運営などを決めた。
合同会社の設立には水稲生産者の高齢化、離農者や耕作放棄地の増加が背景にある。農家と地元企業の亀田製菓が持続可能な稲作を実現し、国産米の消費量拡大を推進するのが狙いだ。
同市水原地区に亀田製菓の工場があることが縁で、昨秋、同社が農業法人の設立構想を持ちかけた。JAあがのアグリセンターが、法人設立に協力した。
新会社には、JAあがの支店管内の斎藤毅さん、阿部倫明さん、加藤正和さん、加藤政彦さん、加藤悠司さん、職務執行者として亀田製菓購買部長の五十嵐晃さんが加わった。
代表社員に選出された斎藤さんは「農業経営を継続していく上での課題を乗り越えて安全で安心な農産物を生産し、地域の農地も守っていかなければならない。阿賀野市では初となる企業と連携した農業法人が、その役割を担いたい」と意気込みを話した。
写真説明=新たに設立した「合同会社ナイスライスファーム」の関係者ら(新潟県阿賀野市で)
R7.2.4 日本農業新聞掲載記事
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