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「ザルビオ」など紹介 担い手向け品目研修 全農にいがた

 【えちご中越】JA全農にいがたは、県内の担い手農家や生産法人を対象にウェブ会議システムを使い、2024年度「担い手農家・生産法人向け品目研修会」を8月に開いた。JAえちご中越は管内5カ所にオンライン視聴会場を設置し、長岡地区会場には、生産者ら約60人が参加。農薬メーカーや肥料メーカーの担当者が新しい資材や新たな生産技術を説明した。

 研修会は、生産者の作業効率や生産性の向上、コストや労力の軽減につなげるのが目的だ。

 メーカー担当者は水面汚染を起こしにくく、環境負荷の少ないペースト肥料や、畦畔(けいはん)から散布でき拡散性能に優れた水稲用一発処理除草剤などを提案した。

 全農にいがた肥料農薬推進課は栽培管理支援システム「ザルビオフィールドマネージャー」に基づく可変施肥を紹介。ドローンによる穂肥や肥料被覆殻の流出防止についてなど、県内の取り組み事例も併せて紹介した。

 会の終了後には、JAえちご中越の農業融資担当が農業関連資金についての情報を提供。23年度に設置した農業資金に特化した融資担当「農業融資相談員」も紹介し、生産者へのJAのサポート体制を示した。

 同JAながおか営農センターの担当者は、JAのスマート農業の取り組みについて説明。「ザルビオ」について「詳細なデータを取ることができ、次年度以降の米作りにも生かせる。JAとアカウントを共有することで、指導員への相談が簡単にできるのも大きな利点。導入を検討してほしい」と呼びかけた。

 

写真説明=「ザルビオ」について説明するJAの担当者(新潟県長岡市で)

 

R6.9.11 日本農業新聞掲載記事

JAえちご中越

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