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初の「横越ごはん塾」
 食の大切さ 分かる大人に地域、学校と連携
新潟市江南区の公民館

【新潟かがやき】新潟市江南区の横越地区公民館は2024年度から、「横越ごはん塾」を始めた。初の取り組みで、地域や学校と連携して企画した。大人が食育を学ぶ「おとな編」を1回、ご飯と地区の食材を使ったみそ汁を作る「子ども編」を2回開く。

 子どもが食事を作る楽しさや大切さが分かる大人に成長し、将来は自分の子に自然と食について教えられる親になってもらうのが目的だ。

 「子ども編」の1回目には、市内の小学4~6年生10人が参加した。テーマは「横越の食を知ろう」。JA新潟かがやき沢海集出荷センターの横山忍センター長、(有)エーエフカガヤキの藤田重実代表、「C’s kitchen」の佐藤千裕代表が講師を務めた。

 横山センター長は地区で生産される米、秋冬キャベツ、タマネギなどの農産物、特産の日本梨について、収穫カレンダーを見せながら紹介した。

 藤田代表は運営する「カガヤキ農園」でのトウモロコシやナガイモの栽培、収穫の風景を写真や動画を交えて説明。佐藤代表は運営する菓子店やキッチンカーで取り組む規格外野菜などの活用について、実物を見せながら紹介した。

 その後は3班に分かれて、みそ汁に入れる具材を考えるグループワークを行った。講師からアドバイスを受け、具材を決定した。

 児童には、2回目の塾までに宿題が出された。市立横越小学校、同中学校の給食メニューとなるみそ汁を考えるものだ。小・中学校でのメニュー提供は秋ごろになる予定。

 児童は「梨の種類がたくさんあることに驚いた。みそ汁の具材を選ぶことができて楽しかった」と話した。

 「子ども編」の2回目は、農園の直売所で食材を購入。その後、佐藤代表に教わりながら、ご飯とみそ汁を調理した。

 

 

写真説明=児童に横越地区の農産物について説明する横山センター長(新潟市江南区で)

 

R6.8.30 日本農業新聞掲載記事

JA新潟かがやき

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