【新潟かがやき】JA新潟かがやきの集出荷施設「フルーツフラワーしろね」(新潟市南区)で6月28日、桃の出荷が始まった。春先の温暖な気象の影響で、例年に比べて1週間ほど早く、過去最も早い出荷開始となった。
同区白根地区の桃生産者でつくるJAしろね果樹部会もも専門部に今年から、同区月潟地区と新潟市西蒲区中之口地区の生産者約80人が加わった。計261人が、県内生産量の6割を占める478トンの出荷を計画している。
今年は適度な降雨と日照で生育は順調に進み、高糖度に仕上がっている。初日は、生産者が持ち込んだ極早生品種「日川白鳳」91ケース(1ケース約5キロ)を選果。作業員が傷や病気の有無により選別した後、透過式光センサーによる糖度、熟度、着色具合の検査を経て、サイズ・等級別に箱詰めをした。
主力品種「日の出」「あかつき」の出荷は7月12日ごろから始まり、7月中旬から8月上旬にピークを迎える。9月中旬までに計11品種をリレー出荷する。
新潟市西蒲区中之口地区の相田正秀さん(81)は「消費者においしい桃を届けようと、経験を生かして頑張っている。今年は糖度も充分に仕上がっている」と自信を見せた。
写真説明=桃を収穫する相田さん(新潟市西蒲区で)
R6.7.4 日本農業新聞掲載記事
JA新潟かがやき