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新潟産野菜料理コンテスト 「地元産の良さ、前面に」
専門学校の2年生挑戦 最優秀メニューはホテルで提供
JA新潟市青年部など

 【新潟市】JA新潟市青年部と新潟市中央区の万代シルバーホテル、Food国際調理製菓専門学校は5月下旬、同校で「新潟県内産野菜料理コンテスト」を開いた。2年生70人が参加し、3、4人ごとに班となった。最優秀賞に選ばれた料理は、7月ごろにホテルの期間限定メニューとして提供される。

 地元産野菜の良さを再認識し、魅力を県内外へ広める料理人の育成が目的。入賞した班には、JA管内の野菜の詰め合わせセットなどの賞品が贈られた。

 コンテストは今年で15回目。JA管内のトマト、ナス、ホウレンソウをメインの素材に使ったアイデア満載の料理が並んだ。

 ホテルの森本節生名誉料理長やJA役員と青年部、同校教諭ら14人が審査。味だけでなく、調理の手際、盛り付け方、販売価値などを評価した。最優秀賞には、渡邊澪さん(20)の班の「トマトまるごとドリア」が輝いた。

 青年部の橋本充部長は「自分が育てたトマトが、素敵な料理になって驚いた。素材を生かした料理かどうかを最も重要なこととして審査した」と話した。

 渡邊さんは「地元の野菜の良さが前面に出ることを念頭に、レシピを考えた。トマトの中をくりぬいて使ったり、ホワイトソースにホウレンソウを加えて鮮やかな緑色を表現したりした。将来は学校給食に携わり、おいしいご飯を多くの人に届けたい」と語った。

写真説明=最優秀賞を受賞した渡邊さんの班(新潟市中央区で)

 

写真説明=試食をする審査委員ら

 

R6.6.12 日本農業新聞掲載記事

JA新潟市

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