新着情報

理想の房へ摘粒確認 作業時期、目安学ぶ
JAえちご中越ブドウ指導会

 【えちご中越】JAえちご中越天果糖逸出荷販売協議会のぶどう部会は5月23日、三条市大島地区のブドウ園地で摘粒指導会を開いた。生産者や関係機関ら約30人が参加し、摘粒方法や目標とする房型について確認した。

 2024年度は会員約40人がおよそ10ヘクタールで栽培。主産地は同地区と加茂市。ハウス栽培の加温栽培と無加温栽培、露地栽培があり、異なる栽培方法で収穫時期を調整し、出荷期間を長くしている。ハウス栽培が盛んで、他産地に比べ出荷が早いのが特徴だ。

 講師は県普及指導センターの担当者が務め「肥大し過ぎてはさみが入れづらくなる前に作業する」「1房35~38粒を目安に仕上げる」などポイントを説明。参加者は園地内の房を手に取り、はさみで摘粒を実践。生育状況や摘粒方法について活発に情報交換をした。

 生産者は「摘粒はブドウの容姿、房型を決める収穫前の重要な作業の一つ。高品質なものに仕上げられるよう慎重に進めていく」と話した。

 出荷は「巨峰」が7月下旬、「シャインマスカット」が8月上旬から始まる見込みだ。

写真説明=摘粒方法を確認する参加者(新潟県三条市で)

R6.6.2 日本農業新聞掲載記事

JAえちご中越

トップへ