【新潟かがやき】新潟県弥彦村のブランドエダマメ「弥彦むすめ」が、出荷最盛期を迎えている。「弥彦むすめ」は県産エダマメの中で出荷が最も早く、県民に初夏の訪れを告げる。今年は、播種(はしゅ)から収穫までの全体の期間を通して最低気温が高かったため、食味が良く、収量も多い。
「弥彦むすめ」は枝付きで出荷し、あっさりとした甘味が特徴。枝、葉、根が付いた状態で出荷することで鮮度を保てる。栽培、収穫、調製の全過程を手作業で行っている。
JA新潟かがやきの弥彦村野菜部会は、22戸が3・6ヘクタールで「弥彦むすめ」を生産。今年は、5月上旬から出荷が始まった。6月中旬まで計21トンの出荷を見込む。
吉野彰部会長は20日、トンネル型ビニールハウスで収穫作業を行った。「収穫は早朝4時半から。枝、葉、根を傷めないように丁寧に収穫している」と話す。収穫後の調製作業では、さやを一つ一つ見ながら手際よく選別をした。
吉野部会長は「今年はさや付きが良く、素晴らしい出来。香りや風味が独特で、爽やかな甘味の弥彦むすめを、たくさんの人に味わってほしい」とアピールする。
写真説明=「弥彦むすめ」を収穫する吉野部会長(新潟県弥彦村で)
R6.5.25 日本農業新聞掲載記事
JA新潟かがやき