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「葉月みのり」田植え JAえちご中越柏崎・刈羽地区

 【えちご中越】JAえちご中越管内の柏崎・刈羽地区で18日、水稲うるち米極早生品種「葉月みのり」の田植えが始まった。柏崎市の(株)田村農産・三上雅社長の指示で、春日知代副社長が田植え機のハンドルを握り、2・1ヘクタールに苗を植え付けた。JAや関係機関の職員が様子を見守った。2024年は58人が約125ヘクタールを栽培し、625トンの出荷を見込む。

 三上社長は「田植えを迎えると身が引き締まる思いだ。めりはりをつけた水管理をして、適切な環境づくりに努め良質米を生産したい」と語る。

 23年産は梅雨明け後の猛暑の影響で基部未熟粒や背白粒が見られ、515トンのうち、1等米比率は64・1%にとどまった。

 JAの難波英洋常務は「春先の気温上昇で苗の生育は順調。天候の影響もあるが、今年は生産者、消費者のためにも品質の良い米が育つことを期待したい」と願いを込めた。

 「葉月みのり」は、県農業総合研究所が1996年から「コシヒカリ」や「こしいぶき」「ひとめぼれ」などの交配を重ねて、柏崎市で試験栽培を繰り返し生まれた極早生品種。大粒で甘味が強く、炊いた時のご飯のつやが良いことが特徴。成熟が早く8月中に収穫可能で、名前の由来となっている。2019年から本格生産が始まり、6年目となる。

写真説明=田植えを始める春日副社長(新潟県柏崎市で)

R6.4.21 日本農業新聞掲載記事

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