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かきのもとで新レシピ 学生が彩りサラダ考案 JA新潟かがやき キユーピー、県

 【新潟かがやき】JA新潟かがやきとキユーピー(株)関東支店新潟営業所、県は1月下旬、食材の認知度向上や消費拡大を目指し、レシピ研究会を開いた。新潟調理師専門学校の学生が新潟の伝統野菜、食用菊「かきのもと」を使ったレシピを考案して調理をした。

 キユーピーを中心に展開する「ECHIGO salad プロジェクト」の一環。産学官の連携で県産素材の啓発に貢献する。新潟ならではの食と文化の素晴らしさを知り、楽しみ、伝え続けるのが目的。「新潟県の野菜と食材を使った“salad”」を市町村、生産者や加工業者、販売店、飲食店と実現するものだ。

 同校の2年生11人が、「かきのもと」とキユーピーのドレッシングやマヨネーズを使ったレシピを考案。

 この日はJAしろねかきのもと部会が生産し冷凍保存していた「かきのもと」を使った。JAしろね北アグリセンターの阿達新太郎営農指導員は「かきのもと」の由来や栽培管理、工程を説明した。

 長井富男部会長は、11人が調理した11品を試食した。「普段おひたしなどで食べるので、このような想像力豊かな料理は初めて。アイデアをさまざまな機会でPRさせてほしい」と喜んだ。小柴雄作副部会長は「豪華な料理に感謝する。今後も良いかきのもとを生産しようと思う」と話した。

 学生の一人は「かきのもと」を混ぜたポテトサラダを考案。ドレッシングと「かきのもと」をたたいたソースで皿を飾った。工夫点として「写真で映えるように2色のソースを添えた。家でも作りやすいポテトサラダにかきのもととパプリカを入れて食感と香り、彩りが良くなるようにした」と話した。

 レシピは、県やJAのホームページで公開する予定。総菜として、県内スーパーでの販売や学校給食での提供を検討している。

写真説明=伝統野菜の食用菊「かきのもと」を使った料理を盛り付ける学生(新潟市で)

R6.2.20 日本農業新聞掲載記事

JA新潟かがやき

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