【新潟かがやき】新潟砂丘地園芸振興協議会は1月中旬、2023年度「新潟砂丘地すいか高品質生産品評会」の表彰式を新潟市西区のJA全農にいがたで開いた。生産者や関係者約60人が出席。JA新潟かがやき管内からは3人、JA新潟市管内からは1人が表彰を受けた。
審査対象の農業者は「全作型高品質果実出荷実績の部」が138人、「ハウス作型高品質果実出荷実績の部」が56人。等級と玉肥大で総合点を算出し、10アールの玉数基準を満たす出品者の順位を出した。最終審査には市とJAが立ち合い、審査員4人が出荷玉数に応じて受賞者を決めた。
審査委員長で、県農林水産部経営普及課の後藤和義副参事は「気象に敏感に反応するスイカ栽培は観察力と対応力が必要。上位入賞者は生育に合わせた細かな管理で収穫期まで草勢が維持され、玉肥大や果形、そろいが良い」と講評した。
県知事賞と新潟市長賞を受賞した山川豊昭さんは「高品質な生産のため、生育ステージに応じて換気や水管理をしている。産地の維持へ、今後も後継者や若手生産者の育成に努めたい」と話した。
研修会は、農研機構中日本農業研究センターが「砂丘地園芸における緑肥利用の基礎知識とその活用方法について」、雪印種苗が「砂丘地園芸における緑肥の効果と有効利用について」を説明した。
受賞者は次の通り。かっこ内はJA名。
◇全作型高品質果実出荷実績の部▽県知事賞=山川豊昭(新潟かがやき)▽全国農業協同組合連合会新潟県本部長賞=斎田剛(同)▽新潟砂丘地園芸振興協議会長賞=阿部浩行(新潟市)
◇ハウス作型高品質果実出荷実績の部▽新潟市長賞=山川豊昭(新潟かがやき)▽新潟砂丘地園芸振興協議会長賞=高杉和隆(同)
写真説明=表彰された(左から)高杉さん、山川さん、斎田さん、阿部さん(新潟市西区で)
R6.1.30 日本農業新聞掲載記事
JA新潟かがやき