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イチゴ 「越後姫」生育良好 選抜苗で安定出荷 JAえちご上越

 【えちご上越】JAえちご上越管内で、新潟県のブランドイチゴ「越後姫」の出荷が1月上旬から始まっている。天気が良い日が多かったため、例年より甘味が増し、生育は良好。6月まで出荷される予定だ。

 1月中旬、上越市柿崎区の渡辺農園では、旬を迎えた「越後姫」を一つ一つ丁寧に収穫していた。栽培開始から15年になる同農園の渡辺健史さん(37)と妻の未来さん(37)が、ハウスでの収穫や間引き、農園併設の直売所での調製などに取り組む。全国各地から注文を受けた「越後姫」の配送の他、同JA農産物直売所「旬菜交流館あるるん畑」などへの出荷準備など、甘い香りに包まれながら、作業をしていた。

 同農園では、ハウス4棟の計11・5アールに、5500株を養液土耕で育てている。毎年6500株を育苗し、厳選して定植。水や肥料をどのくらい吸収しているかを記録し、温度や湿度などを最適な環境に調整することで病気も減り、安定出荷に繋がっている。

 定植後には防除はせず、消費者へ安全・安心の「越後姫」を届けている。6月まで、5・5トンの出荷を見込む。健史さんは「今年は天候にも恵まれ、例年以上に甘味があり、おいしいという声が届いている。地元の「越後姫」の魅力を多くの方に広めていきたい」と話す。

 

真説明=ハウスで作業する渡辺さん夫妻(新潟県上越市で)

R6.1.28 日本農業新聞掲載記事

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