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プチヴェール出荷大忙し 甘味、彩り自信 新潟市秋葉区

 【新潟かがやき】新潟市秋葉区で、プチヴェールの出荷が進んでいる。県内では、同区だけが産地として栽培に取り組んでいる。JA新潟かがやきから出荷している「雪こだち」は、ビタミンCと葉酸の栄養価の高さから、栄養機能食品に認定されている。くせのない味で、冬場の糖度は13以上になる。12月から2月が出荷ピークだ。

 プチヴェールは、鮮やかな濃い緑色が特徴。ケールと芽キャベツを交配させて生まれた豊富な栄養成分を含む“健康野菜”だ。主に葉の付け根にできる緑色の花のような形の脇芽を出荷するが、葉や木のてっぺん部分も食べられる。

 苗は通常7、8月に定植するが、昨年は日照り続きのため降雨を待って8月末に定植した。定植が遅れたため例年に比べて木が小さく、出荷量も少ない見込みだが、脇芽の大きさや食味には影響はない。11月下旬から出荷が始まり、3月中旬まで出荷が続く。同区では15人が約100アールで栽培し、総出荷量は約800キロを見込む。

 浅間和夫さん(68)は、JAの勧めで、20年ほど前に栽培を始めた。「寒くなると甘味が増しておいしくなる。寒い中での作業な上に葉かきなどは手間がかかるが、手をかけた分だけ良いものができる。彩りがいいので炒め物やシチューなどに入れて味わってほしい」とアピールした。

写真説明=収穫をする浅間さん(新潟市秋葉区で)

R6.1.11 日本農業新聞掲載記事

JA新潟かがやき

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