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ブランド野菜・越の丸茄子 販売額前年比3割増に
新潟・JAひすい部会

 【新潟・ひすい】ブランド野菜「越の丸茄子(なす)」を栽培するJAひすい丸なす部会とJAひすいは、糸魚川市で2023年度の反省検討会を開いた。部会員やJA全農にいがた、市農業経営支援センターなどの関係者ら24人が参加。販売実績や作柄の報告、次年度に向けた栽培技術、豊洲市場の市況などの情報を共有した。

 8月中旬から9月中旬に渇水の影響があったが、全体の出荷数量は約22トン(前年比3・5%減)だった。平均単価は高値となり、販売金額は約2100万円(同30%増)となった。

 糸魚川地域振興局の担当者は「収量の多い圃場(ほじょう)は、かん水と防除をしっかりしていた。つやなしや空洞果も多かったため、高温時には気温の低い時間帯にホルモン処理をし、水不足にならないよう注意してほしい」と呼びかけた。

 橋立力会長は「夏の作業に苦労した生産者が多かったが、11年以来、販売金額が2000万円を超え、うれしい結果となった。気象に応じて栽培管理を徹底し、良いものを多く収穫できるようにしたい」と語った。

 部会は「越の丸茄子」の地理的表示(GI)保護制度への登録を検討する予定。市はPR動画を作成する予定で、食農教育などでの活用が期待される。

写真説明=「越の丸茄子」の目合わせをする参加者(新潟県糸魚川市で)

R6.1.9 日本農業新聞掲載記事

JAひすい

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