【新潟かがやき】JA新潟かがやき五泉園芸組織連絡協議会は11月下旬、東京・永田町の首相官邸で、岸田文雄首相に五泉市のブランドサトイモ「帛乙女(きぬおとめ)」を献上した。
訪れたのは協議会の浅井久美雄会長と、JA五泉一本杉集配センターの川上秀昭センター長、五泉市の田辺正幸市長、地元選出の小林一大参院議員。
浅井会長は「帛乙女」の特徴や栽培環境などを伝え、「親芋、子芋、孫芋と連なるサトイモは子孫繁栄の縁起物。岸田首相が目指す『こどもまんなか社会』につながるものがある」とPRした。
川上センター長は「岸田首相にお会いして帛乙女を献上できたのは、貴重な機会だった。このような機会がまた訪れるよう、これまで以上にJAと自治体、生産者が一丸で地域振興を進め、産地を守っていく」と話した。
「帛乙女」は1989年に誕生した同市のブランドサトイモで、品種は「大和早生」。食感は柔らかで程よいぬめりがあり、煮崩れしにくいのが特徴だ。
協議会野菜部会は約170戸が62ヘクタールで栽培。来年3月末までに950トンの出荷を計画し、販売金額は3億650万円が目標。12月に出荷ピークを迎える。
皇位継承に伴う皇室行事「大嘗祭(だいじょうさい)」の献上品に平成、令和と2度選ばれた。
写真説明=「帛乙女」を献上した浅井会長(左から2人目)ら(東京・永田町で)
R5.12.8 日本農業新聞掲載記事
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