・地産地消を意識して 糸魚川市
【新潟・ひすい】糸魚川市では、小・中学校と特別支援学校の学校給食で、「キラッと新潟米☆地場もん献立」を11月に提供した。米と県産・地場産物を使い、①学校給食への関心の向上②食育の推進③地産地消の推進④米の消費拡大──を目的とした、初の試みだ。
市立能生小学校では、特別献立の糸魚川産「コシヒカリ」のご飯、「あんこう汁」「厚揚げのきのこそぼろあんかけ」「さつまいものサラダ」を提供。児童は地元食材をふんだんに使った給食を喜び、糸魚川産の新米や高級魚アンコウに関心を示していた。
給食の時間には、栄養士が制作した地場産食材のPR動画を鑑賞し、特別献立に使った食材について理解を深めた。
栄養士は「献立を考える際は地産地消を常に意識している。今回の特別献立は、児童に地元の食材を知ってもらう機会にしようと、インパクトのあるメニューを考えた」と話す。
「キラッと新潟米☆地場もん献立」は、来年11月に再度提供する予定。栄養士は「白米をおいしく食べられるおかずや、農産物を主役にしたメニューも考えたい」と語った。
写真説明=地場産給食を楽しむ児童(新潟県糸魚川市で)
写真説明=提供された特別献立の給食(新潟県糸魚川市で)
R5.12.1 日本農業新聞掲載記事
JAひすい