【えちご中越】JAえちご中越は、米の販促活動として卸先関係者との産地交流を行っている。その一環で9月下旬、(株)つばめが経営するレストラン「つばめグリル」の店長や、米卸販売業者(株)イクタツの社員ら14人が三条市下田地区を訪れ、稲刈り体験をした。
つばめグリルは関東を中心に店舗を展開し、20年以上前から全店舗で同地区産「コシヒカリ」を使用している。甘味が強く香りも良い米は、看板商品のハンブルグステーキなどによく合い、顧客から好評だ。
つばめグリルとの産地交流は2022年から始まった。23年は5月に田植え体験を行った。
当日は、中野原生産組合が管理する25アールの水田で、地元農家の指導を受けながら手刈りとコンバインでの稲刈りをした。小雨が降る中、参加者は真剣な表情で刈り取り作業を進めた。合間には、生産者やJA職員と地域や米の出来について話し合い、交流を深めた。
作業終了後にはJAが同地区産新米「コシヒカリ」のご飯を用意。参加者は炊きたてを食べて「猛暑の影響があると聞いたが、例年と変わらずおいしい」と笑顔を見せた。別の参加者は「この経験を生かして、下田地区産米や産地の魅力を多くの人に広めたい」と話した。収穫した米は今後、店舗で提供する予定だ。
写真説明=新米を試食する店長ら
R5.10.3 日本農業新聞掲載記事
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