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サトイモ「帛乙女」 仲卸に食味PR JA新潟かがやき

 【新潟かがやき】五泉市のブランドサトイモ「帛乙女(きぬおとめ)」が収穫ピークを迎えるのを前に、新潟市江南区の市中央卸売市場で9月30日、生産者が仲卸や買参人らに食味や品質の良さをPRした。

 2023年の出荷は9月11日から始まった。夏場の少雨で水不足の中、生産者の懸命なかん水などの対策で収穫を迎えた。生産者がJA新潟かがやき五泉一本杉集配センターに持ち込み、作業員の選別と機械の箱詰め後、県内外の市場に出荷している。

 「帛乙女」の品種は「大和早生」で、皇位継承に伴う皇室の伝統行事「大嘗祭(だいじょうさい)」の献上品に、平成・令和と2度選ばれた。軟らかな食感ときめ細やかな白い肌が特徴で、程よいぬめりがあり煮崩れしにくい。

 JA五泉園芸組織連絡協議会野菜部会では170戸が62ヘクタールで栽培する。来年3月末までに950トンの出荷を計画し、約3億円の販売が目標。10月に収穫の最盛期となり、年末年始で需要が高まる12月に出荷ピークを迎える。

 同協議会の浅井久美雄会長は「収穫の初めは小ぶりだったが、最近の雨で太っている。良いサトイモを提供できる」と話した。

写真説明=市場関係者に呼びかけるJAの伊藤能徳会長(左)(9月30日、新潟市江南区で)

R5.10.1 日本農業新聞掲載記事

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