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ブランドイチジク「越の雫」が出荷最盛 JA新潟かがやき

 【新潟かがやき】JA新潟かがやきいちじく集荷場(新潟市西蒲区)で、JAのブランドイチジク「越の雫(こしのしずく)」が出荷最盛期を迎えている。総出荷量は昨年の190トンより多い約210トンを見込む。販売金額は昨年実績の1億8000万円を上回る2億円を目指す。出荷は11月中旬まで続く。

 出荷作業は8月中旬から始まった。9月15日には約9300パック(1パック300グラム)が同集荷場に持ち込まれた。色づきや形状、裂果の有無などについて検査した後、県内外の市場に出荷する。

 「越の雫」は同区を中心に生産。県内イチジク生産量の7割を占める。110戸が約15ヘクタールで栽培。JAいちじく部会は、出荷前に部会役員と関係機関が全生産者の畑を巡回するなど、産地一丸となって高品質なイチジク生産に努めている。

 JAは、イチジク団地を整備して生産者へ農地を貸し出し、新規栽培希望者を対象に「いちじく塾」を開くなど生産拡大に取り組む。

 8月の日照りの影響と見られる落葉や、果実の日焼けが一部で確認されたが、かん水対策により、猛暑・少雨の被害は最小に抑えられ、生育はおおむね順調で推移した。

 部会長の堀内多計司さん(74)は「今年の越の雫はやや小ぶり傾向だが、その分甘味が凝縮されている。生で食べるだけでなく、いろいろな調理方法でアレンジして食べてほしい」とアピールする。

写真説明=集荷場に持ち込まれた「越の雫」(新潟市西蒲区で)

R5.9.24 日本農業新聞掲載記事

JA新潟かがやき

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