【北越後】JA北越後のブランドサトイモ「砂里芋(さりいも)」の収穫が9月上旬に始まった。生産者の伊藤幸成さん(70)は、今年初めての収穫を聖籠町の圃場(ほじょう)で行った。伊藤さんは砂里芋を1・4ヘクタールで栽培し、そのうち20アールを早掘りに充てている。10日に初出荷した。
今年は降雨がなく高温期が続き、芋の生育を懸念。しかし、8月末に試し掘りをしたところ、肥大の具合が良く、例年通りの収穫となった。
日中の気温が高いため、この日は早朝から収穫作業をした。葉の面積が広いことから高温の熱風により枯れやすいため、かん水には特に注意を払い、夏場の管理をしてきた。暑さ対策として、例年はかん水が2日に1回のところを、今年は1日2回行うこともあった。
伊藤さんは「芋の形状が良く、食味も良好だ。早掘りは稲刈りと期間が重なるが、収穫適期を逃さないようにしたい」と意気込みを語った。
写真説明=収穫したばかりの「砂里芋」の規格を確認する伊藤さん(新潟県聖籠町で)
R5.9.13 日本農業新聞掲載記事
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