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園芸で所得向上狙う 導入へ現地合同巡回 新潟・糸魚川地域振興局

 【新潟・ひすい】糸魚川地域振興局農林振興部は7月中旬、園芸導入現地合同巡回を開いた。地元生産者10人や糸魚川市農林水産課、関係機関の職員が参加。同市3地区の園芸作物の取り組みを確認し、今後の営農目標達成のために生かす。

 同振興局は、農業者の所得向上へ、園地整備を契機に園芸導入、拡大を支援している。参加した西海地区集落協定はエダマメの栽培を始めて2年目。2023年は早生品種「新潟系14号」を40アールで作る。作業の省力化の例として22年に導入したブームスプレヤーを挙げた。

 ノズルの高さを調節できるため、しっかり防除でき、どんな作物にも使えることを説明。散布を実演した。市民を対象にエダマメの収穫イベントを開き同地区の農産物PRにつなげる。収穫後の園地では8月上旬からソバ「とよむすめ」を栽培する。

 意見交換会では圃場(ほじょう)整備事業で暗渠(あんきょ)排水が整い、排水が非常に良くなったという感想や、収穫後の除草対策などについて質問があった。

 佐藤太郎課長代理は「これから の糸魚川農業の発展に向けて園芸導入は必要で、そのための基盤整備を進めていきたい」と述べた。

写真説明=西海地区の圃場を見学する参加者(新潟県糸魚川市で)

R5.8.1 日本農業新聞掲載記事

JAひすい

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