【新潟かがやき】新潟県内有数の梅産地、新潟市江南区亀田地区で「藤五郎梅」の出荷が始まっている。9日、JA新潟かがやきの選果場に生産者が2トンを運び込んだ。17日ごろに最盛期を迎え、今月末まで続く。ピーク時には日量3・5トンを見込む。
「藤五郎梅」は大粒で肉厚な上に果汁が多いのが特徴で、梅酒などの加工に向いている。JA沢海集出荷センターの田中貴章さんによると、今年は肥大期に雨に恵まれたため、実の付きが良く品質は良好。大きさは2L級中心で大粒傾向だ。
JA亀田梅実組合では、35人が「藤五郎梅」を中心に約30トンの出荷を計画。県内三つの市場に出荷する。
この日、選果作業員は傷や病気の有無などで仕分け、S~3L級の大きさごとに箱詰めをした。
田中さんは「梅酒や梅ジュースにすると、藤五郎梅の酸味と甘い香りが生きる。梅を加工したことのない若い人も、手軽に作れる梅酒からやってみて、味わってほしい」と話した。
写真説明=次々に選果される「藤五郎梅」(新潟市江南区で)
R5.6.15 日本農業新聞掲載記事
JA新潟かがやき