JA新潟市南浜すいか部会は25日、同市北区のJA北部営農センターで、小玉スイカの出荷目合わせ会を開いた。2023年産は24人が約2・1ヘクタールで生産する計画。8月盆出荷を除き、6月中旬までに約5000ケース(1ケース10キロ)の県内市場への出荷を見込む。生産者とJA、市場関係者ら25人が参加。着果から収穫までの日数確認や栽培管理の注意点、出荷規格を確認した。
目合わせ会では生産者が品種「ひとりじめ」のサンプルを持ち寄り、JA職員が糖度を測定した。生産者は出荷予定日の前日にサンプルの糖度が12以上と確認してから出荷する。23年産は生育のペースにばらつきはあるが、目立った病気はなく収量も平年並み。食味も上々だ。
同部会の松田勝巳部会長は「暖かくなるので水分管理の徹底と夜間のハウス内の温度に注意し、消費者の期待を裏切らないおいしいスイカを出荷しよう」と呼びかけた。同区の南浜地区では砂丘地特有の水はけの良さを生かし、スイカの栽培が盛ん。22年には南浜第二大規模ハウス団地が完成しスイカの生産拡大を目指す。
出荷ピークを迎える6月3、4日には同JA直売所キラキラマーケットで小玉スイカフェアを開く予定だ。
試し切りをし、糖度を測定するJA職員(新潟市北区で)
R5.5.30日本農業新聞掲載記事
JA新潟市