新潟県のJA佐渡は、LINE公式アカウント「JA佐渡営農情報」で、利用者向けの情報を発信している。営農情報や営農指導の動画を中心に、事業利用を促進するためのちらしやクーポン券などを掲載。今年3月には登録者数が2000人を超え、生産者から好評だ。
公式アカウントは2020年5月から運用。生産者は「霜害や高温などの警告や対策通知が届く。農作業に欠かせないお茶や缶コーヒーがクーポンで安く購入できる」と話す。
主に水稲指導会の内容や、地元ケーブルテレビで放送する「今週の営農情報」コーナーなど最新の営農情報を動画で紹介している。
発信した内容はスマートフォン上でポップアップ通知されるため、台風や大雨など気象災害時の緊急通知に向く。緊急営農情報として営農対策を通知、被害軽減に努めている。
他に貯金や共済のキャンペーン案内、エーコープ各店で扱う生活商品のちらしやクーポン券も発信。直売所「新鮮空間よらんか舎」で販売する旬の農産物を掲載したり、JAが運営する佐渡産直ネット通販「さどまるしぇ」を案内したりするなど、販売促進にも力を入れている。
登録の案内はJA広報誌や、営農窓口、エーコープ店内に掲示。JA総務課営農広報担当者は「今後も各担当と連携し、生産者のためになる情報を発信したい」と話す。
写真説明=LINE公式アカウント「JA佐渡営農情報」タイムライン(新潟県佐渡市で)
R5.5.2 日本農業新聞掲載記事
JA佐渡