新潟県魚沼市の小出魚市場に隣接したアンテナショップ「いちば屋」のおにぎりが評判だ。市場ならではの新鮮な食材を仕入れ、米は魚沼産を使う。特に、紅シャケやすじこのリピーターが多い。おにぎり17種類の他、海鮮汁や餅を使ったこだわり料理も提供している。
同店は昨年12月にオープン。魚市場を管理する(株)UOSHINの井口昭夫会長が、年1回の「市場まつり」が住民に好評だったことから、「地域の人に来てもらえる場所をつくり、魚市場から魚沼を元気にしたい」と企画した。
旅館などで調理師をしていた現店長の星孝志さん(64)に声をかけ、星さんはオープンに向けて知人が運営するおにぎり屋で技術を学んだ。
星さんは「米を炊くときの水加減が重要。どこから食べても具材が顔を出すように、多めに入れている。市場ならではの鮮度を生かしたおにぎりを手軽に味わってもらいたい」と話す。イートインコーナーで提供する「お餅の揚げ出し」などもお薦めといい、「お客さんの顔を見て販売できるのは、とても楽しい」と笑顔を見せる。
店舗営業時間は午前10時~午後5時。定休日は水曜日と年末年始。インスタグラムで日々の情報を発信している。塩むすびは150円、紅シャケ280円、すじこ300円、天むす260円。
魚市場の新鮮素材と魚沼産米を使ったおにぎりを紹介する店長の星さん(新潟県魚沼市で)
R5.2.25日本農業新聞掲載
JA北魚沼