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タラの芽出荷最盛へ 品質を確認 新潟・JA十日町目合わせ会

 JA十日町は2月上旬、タラの芽の出荷ピークを前に目合わせ会を開いた。JAでは原木の育成に取り組み、約10センチに切った一芽一芽を温床に密に伏せ込み、新芽を発生させるふかし栽培をしている。

 ウコギ科のタラの芽は「山菜の王様」とも呼ばれ、県外でも人気がある。管内では品種「あすは」を中心に栽培。春を感じさせる鮮やかな緑色が特徴だ。

 目合わせ会では、1月末までの販売状況と品質を確認した。

 魚沼十日町たらの芽・山菜生産組合5人のうち、タラの芽の生産者は3人。12月下旬から4月下旬まで出荷し、ピークは2月中旬。主に関東圏へ販売する。栽培面積は7・5ヘクタールで、昨年は計約3トンを出荷した。今年も同程度を目指している。

 JA園芸畜産課の高橋憲祐さんは「タラの芽の生産は、春の定植から冬期間のふかし栽培まで年間を通して、手間がかかっている。生産者と連携して品質を保ち、現場の声を消費地へ届けるような販売を心がけたい」と話した。

 

JA職員と確認しながらタラの芽の出荷準備をする生産者ら(新潟県十日町市で)

R5.2.11日本農業新聞掲載記事
JA十日町

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