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水田転換畑に対応 排水改善機械を実演 新潟・南魚沼地域振興協など

 南魚沼地域農業振興協議会と新潟県南魚沼地域振興局農林振興部、JA全農にいがた農業機械課は10月中旬、南魚沼市で、水田転換畑の排水改善機械実演研修会を開いた。南魚沼地域では初めて。JAみなみ魚沼や関係機関、生産者ら約20人が参加した。

 南魚沼地域では水田転換畑を活用した園芸を振興しているが、排水不良などで不作化する圃場(ほじょう)がある。硬盤がある圃場が多く、研修会は水田転換畑で の排水をより促進 する目的で企画した。排水改善機械を実演し、水田転換畑の園芸導入を推進する。

 来年から園芸生産を予定する2圃場で、全農にいがたの貸出機を使い①モミサブローによるもみがら暗渠(あんきょ)②トレンチャーによる周囲明渠──の順に実演した。施工圃場では排水改善効果を追跡調査する。

 研修会に参加した東地区の中沢洋之さんは「長年、八色西瓜(すいか)を栽培していて、同じ圃場内でも生育差があり悩んでいた。今回の実演による効果を期待している。効果が高ければ、他の圃場についても全農にいがたの貸出機活用を考えたい」と語った。

 

トレンチャーによる周囲明渠の作業実演(南魚沼市)

R4.11.18日本農業新聞掲載記事
JAみなみ魚沼

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