新潟県と県錦鯉(にしきごい)協議会は11月上旬の2日間、農林水産祭参加第62回新潟県錦鯉品評会を小千谷市で開いた。第80超部(体長80センチを超えるもの)に出品した小千谷市の大日養鯉場(株)の「紅白」が、全体総合優勝1席の農水大臣賞に輝いた。同社の大臣賞受賞は7度目となる。
同2席(水産庁長官賞)には、長岡市の丸堂養鯉場が第80超部に出品した「紅白」が入賞した。
品評会には県内の生産者が丹精したニシキゴイ541点が出品された。審査は体形や色彩、斑紋などを総合的に評価した。
品評会は、大きさ別に「第15部」(15センチまで)から「第80超部」までの5センチ刻みで15部を設定。各部で優勝したニシキゴイにそれぞれ県知事賞が贈られた。審査終了後の一般公開には、愛好家ら約1100人が訪れた。
審査長を務めた県水産課の米山洋一課長は「全体総合優勝1席は、素直で伸びやかな体系に柔らかな白地。変化に富んだ鮮やかな緋色(ひいろ)の模様が見る人を引き付ける美しいコイだった」と講評した。
全体総合優勝1席に輝いた大日養鯉場(株)の「紅白」(新潟県小千谷市で)
R4.11.13日本農業新聞掲載記事
JA越後おぢや