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集落活性化へツアー 田舎体験を満喫 新潟・関川村金俣集落

 関川村金俣集落は10月上旬、交流人口拡大イベント「砂金採り・稲刈り体験ツアー」を行った。新潟市から6組17人の家族連れらが参加。稲刈りや川での砂金採りを通して、田舎体験を満喫した。

 昨年に続いて開催。持続可能な中山間地域の営農や、集落機能の維持を目的とした県の「ビレッジプラン2030」事業の一環。県、村、JAが支援チームを組み、18戸45人となった集落の取り組みをサポートしている。

 今春には、田植え体験イベントも開催。取り組み主体の金俣開発部は、砂金が取れる川の水を集落の農業用水に利用していることから、栽培する「コシヒカリ」を「砂金米」として販売を計画。現在、商標登録の認可を待っている状態だ。

 参加者は稲の機械刈りや、はさ掛けも体験。昼食は、今年収穫した「砂金米」を使ったカレーライスや豚汁、郷土料理を味わった。砂金採りでは小さな砂金が見つかると、確認しに集まっていた。

 参加者には、集落で取れた「砂金米」5キロともち米3キロをプレゼント。はさ掛けした米も後日、各家庭に送る。

 金俣開発部の高橋治彦部長は「商標登録の認可後は、パッケージや販売方法も工夫して集落をPRする展開を考えたい」と話した。

 

真剣に砂金を探す参加者ら(新潟県関川村で)

R4.10.14日本農業新聞掲載記事
JAにいがた岩船

 

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