JAにいがた南蒲の農産物直売所「ただいまーと」は13日までの3日間、盆花市を開いた。各日午前6時から販売を始め、約80人の出荷者が1万2000束を目標に盆花を出荷。初日は30人ほど、2日日は200人ほどの地域住民が開店前に列を作った。
屋外の盆花専用の売り場には、アスターやケイトウ、トルコギキョウ、オミナエシなどを組んだ花束が並んだ。出荷者は、墓用や仏壇用といった組み花の他にも、購入者が花を組めるように単品も用意して、用途に合わせて出荷した。
来店客は、ボリュームや彩りなどを見ながら、1束当たり600円前後の花束を次々と買い求めていた。初日は2900束、150万円を売り上げた。
同店が栽培指導会や組み花指導会を開いたことで、品質良く見栄えの良い花束に仕上がった。出荷者のレベルがアップすると共に売り上げを年々伸ばしてきた。
店長の金子裕基さん(42)は「暑さで生育が早まったが、盆花市に合わせることができた。新鮮な地元の花を供えて、お盆を迎えてほしい」と話した。
多くの地域住民が訪れた盆花市(新潟県三条市で)
R4.8.14日本農業新聞掲載記事
JAにいがた南蒲