新着情報

水稲育苗ハウス有効活用 小玉スイカ養液土耕に着手 プロジェクト第2弾 新潟・JAみなみ魚沼

 JAみなみ魚沼営農部は6月下旬、水稲育苗ハウスを有効活用した小玉スイカの養液土耕栽培に着手した。この取り組みは「水稲育苗ハウス有効活用プロジェクト」と名付け、4月の「シャインマスカット」の苗定植に続く第2弾。

 今回は、南魚沼地域の特産品でもある小玉スイカの立体栽培と、地ばい栽培の2種類に挑戦。役職員ら13人が100本の苗を植え付けた。

 栽培方法の詳細は、試験的な栽培であることも考慮し、公表していない。しかし、プロジェクトに関わる団体や企業からは「新しく興味深い取り組み」「養液栽培で収穫されるスイカの品質に期待している」などと、関心が高まっている。

 プロジェクトを統括するJA園芸畜産課の関大輔営農指導員は「水稲育苗終了後のハウスを有効活用できるように、昨年から構想してきた」と振り返る。その上で「さまざまな制限がある中で、今日の定植を迎えることができた。育苗施設の有効活用と、おいしい小玉スイカができることを実証したい」と語る。

 今後は、整枝を中心に管理をする。7月下旬に交配し、8月下旬には収穫を予定している。

 

スイカの苗を定植する職員(新潟県南魚沼市で)

 

R4.7.7日本農業新聞掲載記事
JAみなみ魚沼

トップへ