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ヨモギ試験栽培 初収穫 中山間地活性に期待 JAえちご上越

 JAえちご上越園芸畜産課は6月中旬、上越市板倉区の柄山そば組合の圃場(ほじょう)で、2021年度から試験栽培をしているヨモギを初収穫した。JAは、遊休地や耕作放棄地で栽培できるヨモギの生産を拡大し、中山間地域の活性化と農家所得の増大を目指す。

 21年度から、栽培技術の確立を目的に板倉区や牧区で試験栽培を始めた。22年度は5月中旬に吉川区や安塚区などの中山間地域で出荷説明会を開き、出荷量の増加に向けて取り組んでいる。

 初収穫にはJA職員や自治体関係者、取引先メーカー担当者ら計14人が参加。全員でヨモギの草丈を測定し、品質や成育状況を確認した。その後、鎌で刈り取り、作業場へ運搬。収穫したヨモギは手作業で茎から葉をはずした。ビニールハウス内で3~7日乾燥させて出荷する。

 収穫量は約120キロあったが、乾燥後は約12キロとなる。主に、健康食品メーカーや菓子加工メーカーなどに販売する。

 8月中に同圃場で2回目の収穫を予定。二期作時の品質・収量の確認と、製品の一層の積み上げを目指す。

 

鎌で刈り取りをする参加者(新潟県上越市で)

 

R4.7.6日本農業新聞掲載記事
JAえちご上越

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