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棚卸し作業を効率アップ デジタル専用機器試験 手書き記入不要で省力 新潟・JAひすい営農部購買課

 新潟県のJAひすい営農部購買課は、糸魚川市のグリーンセンター大和川店で専用機器による棚卸しを試験的に導入している。用紙への手書き記入が要らず、省力化につながる。試行、導入に協力している新潟県農協電算センターによると、新潟県内のJAでは初の試みとなる。

 従来の棚卸しでは、用紙に品名や数量などを手書きで記入し、購買端末機で入力をしていた。専用機器による棚卸しでは商品のバーコードをスキャンし、端末にデータを送信することで手書き作業が不要になる。

 電算センターの職員が5月下旬、JA職員に資料で事前に説明。試験導入の際にも、画面の見方やデータの修正方法を説明してサポートをした。棚卸しをした職員は「非常に効率が良い。手書きによる間違いを防ぐことができるので、正確性が上がるだろう」と述べた。

 JA購買課の伊藤敏夫課長は「今回の試験導入で、正確な棚卸しと業務の効率化を進めたい。他の業務でも見直しや改善を職員で考えて実行し、組合員サービスの向上にもつなげたい」と語った。

 今回挙がった課題については、8月に再度試験をし、改善をしていく。

 今後は、店頭のレジスターを購買端末機に連動させ、売り上げの管理や売価設定作業などを効率化してコスト削減に取り組む予定。

 

専用機器で試験的に棚卸をする職員(新潟県糸魚川市で)

R4.6.18日本農業新聞掲載記事
JAひすい

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