【新潟市】クミアイ化学工業は、JA新潟市北部営農センター(新潟市北区)に隣接する水田で、水稲用初・中期一発処理除草剤「イッセン」の散布会を5月下旬に開いた。同社のイメージモデルで、農業タレントの田中さきさんやJA職員らが参加した。
「イッセン」は同社が開発する「豆つぶ剤」の一種。「豆つぶ剤」は粒状の農薬で、あぜから手やひしゃく、ドローンなどで散布することができる。
粒が浮いて、水の表面張力を利用しながら水田全体に自然と広がることで、成分が土壌表面に均一に拡散し、雑草の生育を抑制する。軽量で手袋や衣類を汚すことなく、簡単に散布できるのが特徴だ。
散布会では、田中さんとJA職員が同社の担当者から説明を聞き、ひしゃくで散布して水田全体に広がっていく様子を確かめた。
県内で農業をしている田中さんは「普段の作業でも、豆つぶ剤を愛用している。力が要らないので女性やお年寄りに勧めたい」と話した。
写真説明=「イッセン」の散布を体験した農業タレントの田中さん(新潟市北区で)
R7.6.27 日本農業新聞掲載記事
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