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新潟砂丘地すいか品評会表彰式 山川さん
2部門で栄冠

 【新潟かがやき】新潟砂丘地園芸振興協議会は1月中旬、2024年度「新潟砂丘地すいか高品質生産品評会」の表彰式を新潟市西区のJA全農にいがたで行った。生産者や関係者約50人が出席。JA新潟かがやきから4人、JA新潟市から1人が表彰を受けた。

 24年度の審査対象者は「全作型高品質果実出荷実績の部」が131人、「ハウス作型高品質果実出荷実績の部」が56人。出品者の出荷実績を基に、等級と玉肥大で総合点を算出し、10アール当たりの玉数基準を満たす出品者の順位を出した。

 最終審査は市とJAが立ち合い、審査員4人が10月に行った。

 後藤和義審査委員長(県経営普及課農業革新支援担当)は「過去に経験のない気候変動下で、気象に敏感に反応するスイカの栽培は観察力と対応力が必要だ。上位者は生育に合わせて細かな管理をして草勢を収穫期まで維持した結果、玉肥大や果形、そろいが良好だった」と講評した。

 全作型部門で新潟県知事賞、ハウス作型部門で新潟市長賞を受賞した山川豊昭さん(JA新潟かがやき)は「根がしっかり張るよう、育苗から生育段階に応じて換気や水管理をしている。若手の育成にも努めている。研修で鳥取の生産者から学んだことを次世代に伝えたい」と話した。

 砂丘地園芸研修会では、明治大学農学部黒川農場アグリサイエンス研究室の岩崎泰永教授が「すいかの光合成と分配・植物生理に基づいた環境変化に打ち勝つすいかづくり」と題して講演をした。

 他の受賞者は次の通り。かっこ内はJA。

 ◇全作型高品質果実出荷実績の部▽全国農業協同組合連合会新潟県本部長賞=高杉健司(新潟かがやき)▽新潟砂丘地園芸振興協議会会長賞=阿部浩行(新潟市)中野友和(新潟かがやき)

 ◇ハウス作型高品質果実出荷実績の部▽新潟砂丘地園芸振興協議会会長賞=高杉和隆(新潟かがやき)

 

写真説明=表彰された(左から)高杉和隆さん、阿部さん、中野さん、山川さん、高杉健司さん(新潟市西区で)

 

R7.1.28 日本農業新聞掲載記事

JA新潟かがやき

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