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[国消国産]農業応援呼びかけ

 JAグループは10、11月を「国消国産月間」とし、全国統一運動を展開している。新潟、長野県の各地でも地域住民に向けて料理教室や講演を通じ、日本の農業へ応援を呼びかけた。

・旬の食材 調理楽しむ JA新潟市初の教室 コミュニティー誌読者参加 料理家講師に

 【新潟市】JA新潟市は11月中旬、「いくとぴあ食花」の新潟市食育・花育センター調理室(中央区)で「新潟の食・料理教室」を開いた。国消国産月間に合わせて、初めて開いた。料理家の佐藤智香子さんを講師に、JAコミュニティー誌の読者ら53人が「新潟の食」を味わった。

 国消国産への理解醸成と地域農産物のPR事業として、JA共済連新潟の地域貢献活動の助成金を活用。講師の佐藤さんは、著書「365日おにぎりレシピ」の英語版が、世界料理本大賞2020RICE部門で1位を受賞している。

 佐藤さんは新潟の旬の食材や米粉、発酵調味料をふんだんに使ったメニューを考案。この日は「秋野菜の酒かすソース」「塩こうじ入り打ち豆のカスレ」「ネギのマリネ」「カリフラワーのNYチーズケーキ」を作った。

 参加者は8班に分かれ、調理補助として女性部員13人も各班に加わって調理を楽しんだ。試食会の後には、講師の佐藤さんと女性部の佐藤智子部長が「食のはなし」をした。

 佐藤さんは「体を温める効果がある根菜類を中心にメニューを考えた。地元の食材を食べると、心身が自然と元気になる。皆さんも国消国産を心がけてほしい」と話した。

 佐藤部長は、持参した土付きサトイモの株を見せて「普段食べているのは孫芋という部分で、親芋と子芋もある」と話した。参加した60代の女性は「初めて聞くことばかりで、もっと話を聞きたい。習ったレシピを家でも作ってみたい」と話した。

 


写真説明=地域の旬の食材や米粉、発酵調味料を使ったメニュー(新潟市中央区で)

 


写真説明=調理をする参加者と講師の佐藤さん(左から2人目)(新潟市中央区で)

 

R6.11.29 日本農業新聞掲載記事

JA新潟市

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