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イチジク最盛迎える 団地整備し振興
JA新潟かがやきブランド「越の雫」

 【新潟かがやき】新潟市西蒲区のJA新潟かがやきいちじく集荷場で、JAのブランドイチジク「越の雫(こしのしずく)」が出荷最盛期を迎えている。11月中旬までに、昨年より約20トン多い220トンの出荷を計画している。

 出荷は8月中旬から始まった。生産者が同集荷場に持ち込み、JA担当者らが色づきや形状、裂果の有無などを検査し、県内外の市場に出荷していく。

 「越の雫」は、同区を中心に109戸が約15ヘクタールで栽培し、県内生産量の7割以上を占めている。品種は「桝井ドーフィン」で、ぷちぷちとした食感と芳醇(ほうじゅん)な香り、上品な甘さが特徴だ。

 鈴木哲也部会長は「今年は天候が安定していて霜害もほぼなく、順調に生育している。ワイン煮や甘露煮もおいしいが、やはり生で食べるのがお薦めだ」と話した。

 JAいちじく部会は、収穫当日の出荷を徹底。部会役員と関係機関が出荷前に全生産者の圃場(ほじょう)を巡回して圃場格付けをするなど、産地一丸となって高品質生産に努めている。

 JAは2021年から数年かけて約3ヘクタール規模のイチジク団地を整備して生産者に貸し出し、生産拡大に取り組む。新規栽培希望者を対象とした「いちじく塾」を毎年開いている。

 

写真説明=出荷最盛期を迎えているイチジク「越の雫」(新潟市西蒲区で)

 

R6.9.13 日本農業新聞掲載記事

JA新潟かがやき

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