【えちご上越】JAえちご上越は、生産者を対象とした「Z―GIS・ザルビオ研修会」を、上越市と糸魚川市で開いた。JA全農の営農管理システム「Z―GIS」は、電子地図と圃場(ほじょう)情報をひも付け、栽培管理支援システム「ザルビオフィールドマネージャー」は人工衛星と人工知能(AI)による画像診断を活用し、生育・病害予測などが可能になる。
JA管内ではZ―GISが10件ほど、「ザルビオ」が5件ほどの利用がある。
糸魚川市のひすい営農センター会場では、JA全農にいがたの担い手・営農支援部職員を講師に、14人が参加した。全国での二つのシステムの活用事例を紹介。生産者は講師の説明を聞きながらパソコン(PC)を操作し、理解を深めた。
質疑応答では「ザルビオに新之助の品種データは入っているのか。導入方法や精度を知りたい」「日当たりの悪い中山間地や標高の高い圃場は正確な診断ができるのか」など多くの質問が上がった。担当者は一つ一つ回答した。
糸魚川市のひすい営農センターの原直樹部長は「最新技術を活用し、効率的な圃場管理をすることで省力化と低コスト化、収量アップにつなげてほしい」と話した。
7月下旬から8月上旬には、3地域に分かれて「ザルビオ」対応農機であるドローンの実演会を開いた。
写真説明=パソコンを操作してシステムについて学ぶ生産者(新潟県糸魚川市で)
R6.8.14 日本農業新聞掲載記事
JAえちご上越