【新潟かがやき】JA新潟かがやき新潟西小玉すいか部会が開発に携わった小玉スイカ「Niigataルビームーン」が、デビュー2年目を迎えた。2024年の作付面積は約13ヘクタールで、昨年の約4ヘクタールと比べて3倍以上に拡大した。7月上・中旬に出荷のピークを迎える。
部会員52人中26人が「Niigataルビームーン」を栽培。今年の出荷は5月下旬に始まり、約470トンを計画する。
「Niigataルビームーン」は際立つシャリ感があり、他の品種と比べて13、14という高糖度が特徴。同部会が17年から種苗会社や取引市場などと協力して品種の検討を重ね、糖度の高さや果肉の固さ、栽培のしやすさなどにこだわって完成した。ブランド名は公募した。
同組合は25日、新潟市西区のJAにいがた西集出荷センターで小玉スイカ試食検討会を開いた。生産者や種苗会社、市場関係者ら約30人が参加。「Niigataルビームーン」「姫甘泉(ひめかんせん)」「スウィートキッズ」の3品種を食べ比べた。
新潟中央青果の担当者は「ルビームーンは糖度が高く、他とは一味違う」と評価。「全国に届けられるように紹介したい」と話す。石川茂部会長は「糖度が高く、満足して送り出せる出来。今年は名前と味を覚えてもらいたい」とアピールした。
「Niigataルビームーン」は、主に県内スーパーやJAの直売所「ファーマーズ・マーケット いっぺこ~と」、JAのオンラインショップで購入できる。
写真説明=「Niigataルビームーン」を試食する関係者(新潟市西区で)
R6.6.28 日本農業新聞掲載記事
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