新着情報

大玉スイカ好発進 2L1ケース5000円の高値
平均糖度12以上、大玉傾向
JA新潟かがやきと全農

 【新潟かがやき】JA新潟かがやきとJA全農にいがたは3日、新潟市中央卸売市場(新潟市江南区)で、ハウス栽培大玉スイカの初せりと市場関係者への試食PRをした。同市西区、西蒲区産「祭ばやし」が1500ケース(1ケース2玉)入荷し、メインの2L級は1ケース5000円と、平年を500~700円上回る高値が付いた。同日、県内の小売店に並んだ。

 県内ではJA扱いの大玉スイカの作付けが190ヘクタール。そのうち、JA新潟かがやきが約111ヘクタールで6割を占める。作型を変えながら、7月下旬まで出荷が続く予定だ。

 今年は3月の低温や日照不足で生育が遅れたが、4月以降が好条件で推移し、生育は順調だ。JAすいか部会の鈴木一部会長は「今年は変形果が少なく玉は真ん丸で、大玉傾向だ」と自信を見せた。

 JA経営管理委員会の伊藤能徳会長は市場関係者へ「生産者の思いが詰まったスイカがいよいよ初出荷を迎えた。たくさん食べて暑い夏を乗り切ってほしい」と呼びかけた。

 5月31日に行った収穫判定会では、着果日数の異なる大玉スイカ8玉を試し切りし、収穫期を着果から43日後に定めた。糖度は中心部で13を超えるものもあり、平均12以上であることを確認した。

写真説明=試食で振る舞ったスイカ(3日、新潟市江南区で)

R6.6.4 日本農業新聞掲載記事

JA新潟かがやき

トップへ