新着情報

柏崎市特栽米米山プリンセス 3人に認証者
猛暑下「意地とプライドで」

 【えちご中越】柏崎市は5日、2023年度の柏崎市認証米「米山プリンセス」認証式を開いた。櫻井雅浩市長が3人に認証者証を授与した。1380キロの認証米は直接販売や、ふるさと納税の返礼品として取り扱う。

 「米山プリンセス」は市が厳しい基準を設けた特別栽培米。「コシヒカリ」の1等米で粒は1・9ミリ以上、食味値85点以上、前年秋に有機質肥料100%や堆肥をすき込んだ水田での栽培などの基準をクリアした米が認証される。作付け6年目を迎えた今年は生産者27人が53・8ヘクタールで栽培に挑んだ。

 認証式は、ブランド力と品質の向上を目的に毎年開く。JAえちご中越、柏崎地域振興局が駆け付け、「米山プリンセス」アンバサダーで元宝塚歌劇団の越乃リュウさんはビデオメッセージでPRへの意気込みを語った。

 櫻井市長は3人に感謝の言葉と祝辞を述べて表彰。「認証者は厳しい環境下でもおいしい米ができることを証明してくれた。日本だけでなく海外へ向けても柏崎産のおいしい米の代表格としてPRしたい」と話した。

 JAの渡辺吉隆柏崎地区委員長は「認証は生産者の努力のたまもの。今後も生産者に寄り添い、一緒になって柏崎産米の品質向上に努めたい」と語った。

 生産者は「JAや振興局の指導を受けながら、猛暑の中、意地とプライドで水管理や追肥を徹底した」などと、認証報告を受けた際の喜びを打ち明けた。話しながら感極まり、涙ぐむ姿もあった。

写真説明=喜ぶ認証者3人と櫻井市長(右から2人目)(新潟県柏崎市で)

R5.12.12 日本農業新聞掲載記事

JAえちご中越

トップへ